2021年09月28日 09:47

DMM Agri Innovation(DMMアグリ)は、昨今急増しているクマ被害の対策として「クマ撃退スプレー」の取り扱いを開始した。

野生鳥獣による農作物への被害金額は年間で約158億円にものぼり、数字に現れる以上に、営農意欲の減退、耕作放棄・離農の増加など、深刻な影響を及ぼしている。DMMアグリでは、JA全農の協力のもと、経済連・県JA様や全国各地の農協様への電気柵販売を中心に、鳥獣被害対策商品全般の製品開発・販売に取り組んでいる。

昨今、クマの出没情報が増加し、農作物の被害はもちろん人的被害のリスクも上がっていることから農協への販売をはじめ、クマ被害に悩む地方自治体向けに「クマ撃退スプレー」の販売を開始した。フロンティアーズマン「ベアスプレー」は、世界50カ国以上の軍や警察が使用している信頼のSEC社製の熊(ベア)スプレーだ。カプサイシンの含有量が2.0%と高く、2.0%は対熊用の最高濃度となる(米国EPA基準)。

「クマ類の出没対応マニュアル」によるとクマ撃退スプレーをクマに向かって噴射することで攻撃を回避できる可能性が高くなるとされている。また、「いざという時にすぐ使うことができる場所に携帯することが必要」かつ「咄嗟に使用することは難しいため、事前にトレーニング用スプレーなどで練習することも重要」とされているため、クマ被害に悩む多くの農家・自治体向けの販売を通して、安全な使用方法はもちろん、クマ撃退スプレーの普及率向上を目指す。

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