2021年09月09日 16:36

まちづくりスタートアップのイツノマは、町内外の人たちと、「まちづくり」を共に学び、実践する拠点として、宮崎県都農町初「まちづくりホステルALA」を開業する。
ハウス棟はオフィス機能、研修用のスペースや、ブレスト、ワークショップに最適な空間になっており、ワーケーションで中長期滞在者にとっても働きやすい環境が備わっている。9月からは「若者ひろば」と称し、都農町の若者がALAに集まり、都農町の未来について意見を交わしていく会を隔週で開催する。
ホステル棟は、デジタルを活かした無人チェックイン・アウト機能を活用。1階は共用ダイニングと囲炉裏を完備、ベッド5床、アトリエルーム、2階は畑と海の見える和室とベッド4床、ロフトルームがある。また都農ペレット工業の木質ペレットを採用したストーブを完備。生ゴミを堆肥に変えるコンポストや、オーガニックタオル、竹歯ブラシのレンタル販売など環境に配慮したホステルを目指している。朝食は都農町で取れた新鮮な野菜や、自家製のパンを作りたてで提供する予定。夜はBBQセットの貸し出し、その他、自然のなかでのヨガ教室やテントサウナ事業も進めていく。
人口1万人の町「都農町」は、高齢者が人口の4割を占めており、今年閉校になった都農高校の卒業生で都農町に残ったのは5名だけ。高齢化、若者流出の解決策のひとつとして、まちづくりホステルALAを開設し、地方を盛り上げる仲間を増やすことを目指す。