2021年09月08日 16:52

元漁師、元水産庁職員という異色の経歴を持ち、魚食の復興に取り組む「ウエカツ」こと上田勝彦さんと産経新聞社が、YouTubeチャンネル「ウエカツ流サカナ道一直線」を開設した。産経新聞でウエカツさんが連載中の同名コラムと連動し、今食べたい旬の魚、その暮らしぶりと旨さ、さばき方や調理法、最高に旨い料理の数々を定期的に配信する。
記念すべき第1弾はマグロ。約30キロの生の本マグロ(クロマグロ)を買い付けて、解体。40種類以上あるという部位ごとに切り分け、それぞれに合った調理法を用いた12品の料理を作った。刺し盛りは、大トロが腹とカマトロ、中トロは皮ぎしとヒレぎし、赤身も真ん中の赤身と血合いぎし、骨と骨の間の中落ち、希少な脳天や大トロの先端の腹端など9種類。
ほかにも、目玉、エラ、皮、血合い、尾肉など、部位ごとに異なる味わいが楽しめて、料理法も自由自在なのがマグロの魅力。水産庁職員時代にマグロ資源の開拓のため、マグロ船に乗り込んで太平洋でマグロを追い求めたウエカツさんが、マグロを食べ尽くした。
第2弾は秋の味覚サンマを配信予定。これからも、魚食の魅力と魚料理の極意を、ウエカツさんの軽妙なトークで発信する。上田勝彦さんは「オンラインでの料理教室は、より多くの人に伝えられて、繰り返し再生して視聴できるなど、リアルな料理教室よりもメリットがあることに気が付いた。これからも季節ごとの魚の旨さを、あらゆる料理に通じる極意とともに、伝えてきたい。」と語る。視聴はこちら。