2021年08月26日 17:14

誠文堂新光社は、9月9日に、「屈折望遠鏡光学入門」「反射望遠鏡光学入門」の2冊を発売することを発表した。なお本書は2005年刊行の書籍「新版 屈折望遠鏡光学入門」「新版 反射望遠鏡光学入門」を底本とし、複写して制作した復刻版(記載内容は刊行当時の知見・データに基づく)。
本書の著書は、光学系の研究で優れた業績を残した吉田 正太郎さん。天文アマチュアや光学技術関係者のために、屈折望遠鏡、反射望遠鏡の基本的な原理と技術について、豊富な図面を掲載しながら、一部を除き、高校数学程度の力があれば理解できるように解説している。
「屈折望遠鏡光学入門」では、前半で屈折望遠鏡の歴史、望遠鏡、フィールドスコープや双眼鏡の光学の入門など、望遠鏡の光学系を学ぶための基礎的な事項を解説。後半で、光学材料、対物レンズ、接眼鏡、カタディオプトリック系といったテーマを詳細に解説している。
また「反射望遠鏡光学入門」では、前半では反射望遠鏡の歴史、反射望遠鏡の光学入門、反射望遠鏡の種類など、望遠鏡の光学系を学ぶための基礎的な事項について述べる。また後半では、反射望遠鏡のレンズ、収差、シュミット・カメラ、巨大望遠鏡・超巨大望遠鏡といったテーマを詳細に解説。これから望遠鏡の光学を学ぼうと思っている天文ファン、学生、技術者に最適の1冊となっている。定価5500円(税込)。