2021年08月12日 17:35

紀伊乃国屋が運営する紀伊乃国屋本館「はなれ 橘」で、totonoü(本社:エストニア・タリン)のバレルサウナが導入され、提供開始された。totonoüのバレルサウナが旅館に導入されるのは全国初となる。
「はなれ 橘」は、古民家をリノベーションした旅館。日本の文化が色濃く残る旅館へのバレルサウナ導入という本プロジェクトにおいては、サウナ自体は既存のモデルを使用。塗装によって風合いを統一するという、古民家のコンセプトを生かしたかたちになった。宿泊者は、古民家とバレルサウナ、日本とエストニアの文化とデザインの融合を、サウナに入りながら楽しめる。
サウナへと繋がるデッキへは、縁側と寝室双方から行けるような設計。そのデッキの高さとバレルサウナの入り口の高さを合わせ、自然にサウナへと引き込まれるようなデザインに。バレルサウナからの動線も水風呂(井戸水を組み上げた掛け流し)から外気浴の休憩場所、温泉と、サウナ愛好家であれば、見た瞬間にその魅力を感じ取れる導線となっている。バレルサウナの内部は、両壁にベンチを配置するレイアウト。少し低めの座面となっており、サウナ初心者でも入りやすい高さとした。
ストーブは、totonoüにて「TYLO」のSENSE ELITEを設置。電気ストーブでありながら、ロウリュのできるストーブで、細かいスケジュール機能も搭載。ストーブ本体の温度も上がりにくく、温度センサーもついているという点で、安全性の高いTylo社の電気ストーブが導入された。