2021年08月03日 18:08

淡路ハイウェイオアシスでは、昨年大好評を博した淡路島玉葱サラダ専用「生一番」の発売を再開する。※収穫時期は6月(冷蔵保存で12月頃まで出荷可能)。

淡路島の玉ねぎは肉厚で柔らかく、甘いのが特徴だが、スライスして生で食べられるのは春収獲の「新玉」と呼ばれる早生(わせ)の玉ねぎ。夏以降に収穫される中生(なかて)や晩生(おくて)の玉ねぎは長期保存に向き、辛みが強く、加熱することが前提の玉ねぎであるため、あまり生食向きではない。長期保存ができ、夏~冬でも「生」で食べられる玉ねぎがあったら。実はそんな夢のような玉ねぎが淡路島にはある。その名も淡路島玉葱 サラダ専用「生一番」。昨年はメディアでも特集され、大好評のうちに予定販売期間の半分を待たずに完売した。今年はより多くの人に長く届けられるよう、作付けを拡充して万全の体制で生産している。

「生一番」は、10年ほど前に淡路島の農家で生産が流行した玉ねぎの品種。夏以降も長期保存ができ、みずみずしく、辛みが少なく生食向き。南あわじ市の「原田青果」は、生産農家も減少する中、この品種の可能性を信じ続け、「中嶋農法」の導入など10年以上研究を重ねて、販売可能な安定した品質を獲得することに成功した。

スライスした「生一番」をクッキングペーパーなどに並べ、1~2時間空気にさらすと「生」で美味しく食べられる。トマトと共に玉ねぎドレッシングをかけて。ひじきと玉ねぎスライスを合えて健康サラダに。「生」だからこそ味わえる玉ねぎの美味しさを堪能できる。