2021年06月24日 18:30

Matchbox Technologiesは、人材採用アプリ「matchbox(マッチボックス)」を、総合物流大手企業に対し、2021年第2四半期より10以上の事業所で導入および導入準備を行い、実証実験を開始した。
「matchbox」を導入した企業は、データベースに登録した現役従業員やOBOG、短期アルバイトなどすべての人材に対し、オンライン上で求人募集をかけることができる。データベースには、働き手側がアプリ上でQRコードを読み込んで登録申請を行い、事業社が承認することで登録。双方合意の上で人材登録がなされるので、働き手、企業側のお互いの信頼関係のもと直接求人を行うことができる。
「matchbox」の機能により支払手続きも自動化されるため、働き手の給与の即払い手数料が無料になる。先行導入した事業所では一ヶ月の勤務件数の半数近くで即払い機能が利用され、働き手が手数料を払っていた場合と比較して平均1時間程度の時給分の負担が減少した。データベースの人材に対し直接雇用を行うことで、被雇用者の収益を保ったまま雇用にかかっていた手数料も削減される。先行導入を行い積極利用をした一部支店では、派遣会社を使用していた場合と比較して70%の手数料削減に成功した。
今後も同グループでは、人材雇用・労務管理を一体とした人材マネジメントのデジタル化により、雇用側の金銭的・人的コストの効率化および柔軟に働ける社会の実現を目指す。