2021年06月24日 18:04

キヤノンITSは、キヤノンEFレンズを搭載可能なドイツ Baumer Optronic製、高解像度産業用カメラ(VLTX-650M.I.EF)を、6月24日より販売開始する。
近年、製造現場では品質管理の適正化を目的とした、生産設備の性能向上や検査品質が重要視されており、生産設備への産業用カメラやセンサ導入が進んでいる。特に厳しい環境条件に対応した耐久性を有するとともに、高品質かつ高画質な産業用カメラの需要が高まっている。このような背景から、キヤノンITSは、キヤノンEF レンズを搭載可能で直接制御可能な本製品を販売開始することとした。
同製品は、シャーシと一体で削り出されたキヤノンEFマウントにより、一眼レフカメラ同様にレンズ装着が可能。また、キヤノンEFマウントにより、キヤノンEFレンズが搭載可能となり、高品質で優れた被写界深度で高コントラストの撮影ができる。さらに、Baumer GAPI、Baumer neoAPI、またはサードパーティのソフトウェアを活用して簡単に設定でき、アプリケーションから動的にフォーカスと絞りを一致させることが可能。超音波モーターを備えた最新のレンズもサポートしており、消費電力の削減と、低ノイズおよび素早く正確なフォーカスを組み合わせて、アプリケーションの費用対効果を実現する。
大判CMOSカメラによるFPD(フラットパネルディスプレイ)検査や、医薬品製造のトラック&トレースシステムに対応する検査品質を求められる生産現場に貢献する。