2021年06月23日 17:55

ビットキーは、佐川急便と東京都内のオートロックマンションにて置き配の実証実験を行った。本実験では、ドアマエ(専有部玄関前)に配達する場合は、顔をカギとして事前登録した配達員が共用部のオートロックを通過、注文者自宅の専有部玄関付近に配達する。
ドアナカ(専有部玄関内)に配達する場合は、配達員の氏名や顔写真、配達日時を開示した上で、専有部玄関に設置したスマートロックbitlock LITEを解錠できる一時的なデジタルキーを注文者へ申請。次いで、顔をカギとして事前登録した配達員が共用部のオートロックを通過。注文者自宅の専有部玄関に設置したスマートロックbitlock LITEを解錠し、玄関「内」に配達する。
ビットキーはデジタルコネクトプラットフォーム「bitkey platform」を開発し、認証技術を強みとして、スマートロックをはじめとした多様なビジネスを展開してきた。また、物件の専有部向けだけではなく、マンションのオートロックエントランスに対応できるスマートロック「bitlock GATE」を提供しており、既に7700台以上を受注。オートロックのプラットフォーム構築に向けて、不動産管理会社との連携を強化している。
今後は、本実験で見えた課題を解決するほか、更なるニーズの深堀やユーザーの声を吸い上げるべく、2021年秋頃に次回の実証実験を予定。これらの検証を通じ、両社では引き続きサービス化に向けた取り組みを進めていく。