2021年06月23日 17:04

canowは、デジタル ID カード「UNICA(ユニカ)」に、訪問営業時に非接触で営業資料や申込書を送付できる商談機能を新たに搭載し、特許を申請した。

新型コロナウイルス感染拡大により、訪問営業中心だったこれまでの営業活動を見直し、インサイドセールスやオンライン商談への移行を進める企業が増えている。一方で生命保険等の商材は営業員との信頼関係によって制約に至ることも多く、訪問による対面営業を続けざるを得ない企業もある。こうした企業は、対面での営業活動の際に、非接触に配慮しながらの名刺交換や資料提供に課題を抱えることも少なくない。

UNICAは、SUICAなどの交通系ICカードやマイナンバーカードにも使われている NFC 技術により、スマートフォンへ「かざす」だけで名刺交換ができるデジタルIDカード。ブロックチェーン技術と組み合わせることによって、名刺交換に相互認証が必須となることから紛失・漏洩がなくなるなどのセキュリティ強化や、名刺交換の自動化とリアルタイムでの情報反映が可能となる。

今回のアップデートによって、UNICA をかざして名刺交換をした顧客が、管理画面上で資料送付や申込リンクをダウンロードできるようになる。複数の商材を扱う場合でも、事前に選択を名刺情報の読み取りをしてもらうことで、送りたい資料をダウンロードしてもらうことが可能に。名刺交換や資料送付、申込リンクまでを非接触で送付できるため、コロナ禍でも安心して使用することができる。