2021年06月22日 17:37

株式会社「坂ノ途中」は、「farmO(ファーモ)」において、有機JAS認証取得に必要な記録類の作成をサポートする「格付・出荷記録ダウンロード機能」を拡充した。生産者にとって負担の高い格付の業務を支援することで、各国で拡大する有機農産物のマーケットに対応しやすくすることを狙う。

「farmO」は、有機農業にまつわる多くの課題を解決し、営農のハードルを下げることを目的に、坂ノ途中が開発・運営しているWebサービス。本サービスの特徴は、販売管理でデータとつながる点。出荷や受注情報を入力しデータとして蓄積させることで、ペーパーワークの省力化を図ったり、受注管理をスムーズに進めることができる。

また、マッチングで買い手とつながることも可能。現在登録している買い手は400件近く。注文表を公開したり、掲示板への投稿で、顧客開拓や取引につなげることができる。また、大手物流会社と連携し、全国2000か所の物流センターに持ち込むことで安価な送料で全国に宅配することができる。

なお今回の機能追加で、有機JAS申請・更新に必要なデータも記録・出力できるようになった。従来、有機JAS認証に必要な記録類を簡易に作成できる機能は、生産行程管理システムに組み込まれていることが主流だった。ファーモは販売管理システムでありながら、有機JAS認定に必要な記録類の出力ができる。これにより、ペーパーワークが大変、顧客開拓に苦労する、物流費がかさむ、といった生産者の課題を解決する。詳しくはこちら