2021年06月14日 17:00

日立ソリューションズは、画像認識AI(人工知能)技術を活用した「作業員安全確保支援ソリューション」を、6月15日から販売開始する。

本ソリューションは、作業現場で撮影した監視カメラなどの映像から、ヘルメットやマスク、ハーネスなどの安全装備の未装着、歩きスマホやポケットに手を入れたまま歩く動作など、予めAIが学習した不安全行動を、画像認識AIが自動で検知。企業の要望に応じて、一定時間、危険な状態が続いた場合に、管理者にメールでアラート通知を行い、パトランプの点灯などで注意喚起することも可能。これにより、現場管理者は目視で確認していた作業員の安全確認作業を遠隔監視で行えるようになり、業務効率向上と安全管理の徹底を図ることができる。

また、特定の安全装備品と不安全行動を事前学習したAIによって、早期に利用できる点も特長。AIは、安全装備品として、ヘルメットやマスク、ハーネス、手袋、ゴーグルを事前に学習している。また、危険な行動として、ポケットに手を入れて歩くことや歩きながら携帯電話やスマートフォンを使用する、といった不安全行動も学習。学習済みのAIを活用することで、準備期間を短縮し、スムーズに導入することができる。

業種特有の装備品や不安全行動を判定したい場合は、追加で学習させることも可能。工場や建設現場などで行った実証実験では、600件の画像をAIに学習させ、安全装備や不安全行動を検知することを確認した。詳しくはこちら