2021年04月06日 15:57

日本皮革製品メンテナンス協会は、革のメンテナンスの啓蒙活動の一環として、日本皮革製品メンテナンス協会認定「レザーケアマイスター試験」を実施する。

同協会は、革靴や皮革製品の修理やお手入れなどメンテナンスの技術や知識を追求。皮革製品を販売する人々や、革靴の修理に携わる人々、靴磨き職人の育成のための事業を行っている。

「レザーケアマイスター試験」とは、プロのレザーグッズの販売や製造、企画をするためのノウハウや革のケアの技術をベースにして、コンサルティングすることのできる実務能力を測定し、認定するもの。また、皮革の専門知識に加え、素材別のケア方法の知識と技術、レザーグッズ販売時の接客スキルも習得できる、実務に役立つ皮革製品に関しての専門的資格となっている。

皮革製品に使われている天然皮革は、人間の肌同様にケアすることにより張りや潤いが保たれ柔軟性や光沢感が増してくる。逆にケアをしなければ表面がカサついてきたり、ひび割れを起こしたりもする。皮革は布などの生地と同じく「繊維」でできているが、布などとの違いは「ケアができる」ということ。定期的なケアで、皮革に潤いと栄養を与えることで、天然皮革の美しさ、丈夫さなどその素晴らしさに気づかされるはずだ。

試験のスケジュールとしては、「5月筆記試験」で革の成り立ちや種類、革製品の構造、革のお手入れなど知識に関する試験を実施。筆記試験合格者は「6月実技試験」で革の種類や状態を見分け、適したお手入れ方法を実践形式でテストする。

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