2021年03月29日 10:54

freeeは、クラウド会計ソフトfreeeとマイナポータル連携機能のβ版を公開した。
マイナポータルとは、政府が運営するオンラインサービスであり、システム利用者である国民が、行政機関などが保有する自らの個人の情報を確認することができるほか、行政機関からのお知らせ確認や、民間送達サービスにメッセージを届いたことが確認できるサービスだ。マイナポータルAPIは、民間や行政機関等の組織が提供する外部サービスからの電子申請をマイナポータルで受け付けるなど、システム利用者の同意のもと、行政機関から入手した自らの個人情報を外部サービスに提供することを可能にするもの。これにより、利用者において使い勝手の良い製品やシステムの提供が期待される。
freeeは、内閣府のマイナポータルAPI公開に伴い取得可能な情報をfreeeが提供するサービスと連携するための「マイナポータル連携機能 β版」を開発した。これにより確定申告書類の作成に際して、マイナポータル経由で必要な情報を自動的に取得し、該当箇所へ自動で転記が可能になる。連携できる項目は段階的に追加していくが、第1弾となる今回の連携は生命保険料の控除証明書のデータを自動で取り込むことが可能。確定申告書作成のマイナポータル連携機能は民間企業初(同社調べ)で、2020年分の確定申告に対応する。今後は、ふるさと納税や医療費控除など他項目を随時連携していく。