2021年03月24日 17:24

ファシリティジャポンと福岡市は、「誰一人取り残さないデジタル社会」の実現に向けて、福岡市公式サイトへ「FACIL’iti(ファシリティ)」を導入した。
「FACIL’iti」は、仏のスタートアップ企業「FACIL’iti」が、フランスの障害者協会や各団体の協力のもと、5年の歳月をかけて開発したデジタルソリューション。欧米を中心に約500サイトに導入されており、老眼などの加齢に伴う視覚的な症状はもちろん、動作や認識の疾患や症状で困っている人をはじめとする、すべての人のウェブサイトの閲覧環境をサポートする。
たとえば、配色や文字サイズを調整することにより、より閲覧しやすいサイト表示にすることができる。また、リンクのエリアやボタン同士の間隔や文字間、行間の調整を行い、誤操作しにくいユーザビリティの高いサイト表示に。さらに、読みにくい文字や混同しやすい文字に色付けをしたり、行間や文字間を調整することで、より認識しやすいサイト表示になる。
ユーザー自身が自分に合った設定をすることで、ウェブサイトが自動で最適化。サイトへの導入も1つのタグを挿入するだけなので、簡単に短期間、低コストでウェブサイトのアクセシビリティ対応ができる。今後は定期的に市民にアンケートを実施し、寄せられたフィードバックを参考に、アップデート等を実施していく予定。