2021年03月22日 15:26

日立ハイテクは、茨城県ひたちなか市に2019年11月より建設を進めていた、半導体製造装置および解析装置の設計・開発・製造を担う新工場「マリンサイト」が竣工した。

AIやIoTの実用化、5G対応の進展でデータ通信量は飛躍的に増加しており、SNS、動画配信サービスの普及や在宅勤務、オンライン授業の浸透により、パソコンやタブレット、スマートフォンなどの需要も活性化している。また、データ通信を支えるデータセンターや基地局への投資も積極的に行われ、さらに、EVや自動運転など自動車関連向けにも半導体デバイスの需要は広がっており、半導体関連市場は今後も大いに成長・拡大することが見込まれる。

このような市場環境の中、日立ハイテクの主要生産拠点である那珂地区近郊の常陸那珂工業団地内に、半導体製造装置を中心とした主力製品の生産能力拡充と、多様な製品ラインアップを実現する開発環境の構築を目的とした、マリンサイトが竣工した。マリンサイトの主な特長は、「DX推進による高効率・安定生産体制の構築と製品・ソリューション開発環境の充実」、「再生可能エネルギーによる運営でCO2排出ゼロ、脱炭素社会の実現に貢献」、「新入社員主導のプロジェクトにより屋上に巨大QRコードを作成」など。

日立ハイテクグループは、今後も革新的な製品・ソリューションをタイムリーに提供し続け、最先端分野で顧客の飛躍と成長をサポートするとともに、CO2排出量の削減により脱炭素社会の実現に貢献することなど、社会課題の解決を通じて社会価値の創出にも取り組んでいく。

所在地は、茨城県ひたちなか市新光町。

日立ハイテク