2021年03月09日 18:37

熊本市は、令和2年6月に熊本市歴史的風致維持向上計画(くまもと歴史まちづくり計画)が国から認定を受けたことを機に、歴史的建造物等を利活用する実証実験を行う。
実験は、熊本城の城下町として発展してきた新町古町地区の一角・唐人町通り(延長約240m)及び明八橋周辺で実施する。3月21日~4月11日にかけて、町屋の活用実験「マドカイ」、テナント誘致の実験「ハイカラ百貨店」、駐車場の活用実験「町屋蚤の市」、夜間景観の実験「明八橋と桜のライトアップ」、まち歩き実験「古町小町とお散歩」等に取り組む。また、一連のプロセスの中で所有者、テナント、来訪者等に働きかけ、今後の利活用を維持していくための持続可能な仕組みづくりについて実践・検証する。熊本地震から5年。熊本市政のスローガン「500年、城と生きる町へ。」を体現すべく、熊本城域、中心商店街、JR熊本駅周辺の広域的な位置づけからも城下町エリアの活性化を目指す。
長期的なコンセプトを「五感散歩」とし、「感性が刺激され、つい歩いてみたくなるような、小さなデザインが溢れるまち」を目指す。今回の実証実験では、町屋をはじめとする歴史的建物が点在する景観を生かしつつ、新しい形でまちを持続的に発展させていく方法を検証する。
夜間景観の実験「明八橋と桜のライトアップ」3月21日~4月11日開催。駐車場の活用実験「町屋蚤の市」、まち歩き実験「古町小町とお散歩」4月4日開催など。