2021年02月16日 16:56

天夢人は、2月17日、「貨物鉄道読本」を刊行する。

同社は、隔月刊雑誌「旅と鉄道」(奇数月21日発売)をはじめとする、鉄道・旅・歴史・民俗・カルチャーをテーマとした雑誌や書籍を発行し、人生を豊かにするための情報を発信している。

かつては日本全国を走っていた貨物列車だが、今も走っているのはごく限られた路線。しかし、それは鉄道による貨物輸送が衰退したのではなく、細かな地域はトラック、大都市間は鉄道、と輸送効率に合わせて役目を大きく変えたから。近年は、以前から注目されていたエコロジーさに加え、労働力不足に伴う効率性も重視され、需要が増加し続けている。

そこで、本書では貨物鉄道の社会的、経済的な役割を追求するため、日本貨物鉄道(JR貨物)や利用者でもある佐川急便にインタビュー。鉄道利用への促進策や知られざる貨物需要の実態、来る労働人口減少の時代への取り組みなどを聞いた。さらに輸送効率を高めるために改良を重ねる機関車やコンテナなども詳しく解説。硬軟取り混ぜた、読み応えのある1冊だ。内容は、第1章「貨物列車の基礎知識」、第2章「東京貨物ターミナル駅のすべて」、第3章「貨物列車を牽く機関車」、第4章「コンテナ列車を知る」、第5章「貨物鉄道の取り組みと展望」、第6章「産業を支える臨海鉄道・私鉄貨物」。

定価は1800円(税抜)。発売日は2月17日。販売場所は、全国書店、オンライン書店のAmazonなどを予定。

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