2021年02月12日 19:00

のりくら観光協会、TABIPPO、ホテル雷鳥の3社が共同企画。中部山岳国立公園の乗鞍高原(松本市)で2月中旬からリトリート型ワーケーションプログラムをはじめる。観光客の減少、人口減少、高齢化に悩む地域が、新型コロナウィルスでの人々の生活様式の変化や、国立公園や温泉地でのリモートワーク需要を掴み、長期滞在(ワーケーション)地として新たなブランドを作り地域活性に取り組む。

乗鞍高原は乗鞍岳の麓の標高1500m付近の中部山岳国立公園に位置する。バブル期には自然資源の豊富さから、長野県を代表する避暑地として、モダンなペンションが多く建てられ、軽井沢と並ぶ人気度を誇った。しかし平成の初め頃から入込数が減少し、40代以前の若い世代への乗鞍高原の認知度が低い。このままでは地域を訪れる人が急激に減ってしまい、持続可能な地域をどう維持していくかが課題となっている。

新型コロナウィルスによる人々の価値観・生活様式の変化、リモートワークの普及は、長期滞在地として栄えた乗鞍高原が現代のニーズに合う形で、再び人々の求める地になり得る機会となっている。2020年度の観光庁の「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業に応募し採択され、2020年の夏から共同事業者と企画を練り上げ、この度「リトリート型ワーケーションin 乗鞍高原」をリリースし、2月中旬から下旬に一般公募でモニターツアーを実施する。

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