2021年01月29日 13:59

ネフロックは、KAZAKと共に、独自の機械学習エンジンを用いた世界初のAI技術を活用し、着用中のメガネをリアルタイムで映像から消し、その上から他のメガネを試着できる「バーチャルメガネ試着装置」に関する特許を取得した。

「メガネの試着中、似合うかどうか実はよく見えていない」、これは度付きメガネを着けている人にとって、当たり前のようにあった悩みだった。店頭に並んだメガネには度数が入っていないため、鏡に写った自分の姿がよく見えない。そこで両社は、ディープラーニングを用いた独自の画像生成・変換・除去エンジンにより、着用中のメガネをリアルタイムで映像から消し、その上から他のメガネを3Dバーチャル試着する世界初のプログラム・装置を開発した。これにより、度付きメガネを着けたまま他のメガネを擬似的に試着し、視力を落とすことなく自分の姿を確認することが可能となった。

同技術は、「MEGANE on MEGANE(メガネオンメガネ)」というサービスとしてジンズの次世代型店舗「JINS渋谷パルコ店」に導入され、新たな購買体験を提供している。また、同技術は、メガネだけに留まらずユーザーの身に付けるものや身体の一部に関することへの応用が可能。例えば、洋服や和服の試着、化粧品の試用やメイク方法の提案、整形方法の検討、髪型髪色の変更などに活用することができる。さらに、コロナ感染拡大防止を考慮した新しい試着のあり方としても期待できる。

ネフロック / KAZAK