2021年01月20日 15:41

コクヨは、色付きの中紙を採用することで光の反射を抑えた「カラーノート」を1月20日に発売する。

2019年、視覚過敏を抱える高校生によるSNS上での訴えをきっかけに、色付きの紙を中紙に用いたノートが大きな注目を集めた。白色の紙は光を多く反射するため、感覚が敏感な人にとってはまぶしく感じられることがあるが、色付きの紙であれば光の反射が抑えられる。しかし、一般的なノートはほとんどが白色の紙を用いており、色付きのものは選択肢が少ないのが現状だ。

同社では、上記の訴えをきっかけに光の反射を抑えたノートの開発に着手するとともに、カラーペーパーを用いたノートの可能性をより幅広く検討すべく、「カラーノート研究会」を発足。「カラーノート」のモニターを募集したところ、約6000人から応募が寄せられるなど、大きな反響があった。

「カラーノート研究会」を通じ、モニターとしてノートを使用したユーザーを対象に行ったアンケート(2020年9月、n=53)では、視覚過敏の有無に関わらず「目が疲れにくい」「書くのが楽しいと感じる」「他の書類等と区別がつきやすかった」など、肯定的な意見も多く寄せられた。そこで今回、コクヨの公式オンラインショップ「コクヨショーケース」での販売を開始する。中紙の色はグリーン、ブルー、イエローの3種類。

メーカー希望小売価格はグリーン170円、ブルー・イエロー160円(すべて税抜)。発売予定日は1月20日。

「コクヨショーケース」商品紹介ページ