2021年01月19日 18:43

ぺんてるは、色えんぴつ「パスティック」のケースに、環境に配慮し、バイオマスプラスチックを使用した新商品を2020年12月に出荷開始した。

ぺんてるは、戦後の子どもたちのために絵を描く道具が必要だと考え、国産にこだわり品質の良い画材を作り続けてきた。昨今の深刻な環境問題を踏まえ、未来の子どもたちのためにできることから始めるとの考えから、「パスティック」を、環境に配慮したバイオマスプラスチックを使用したパッケージの新商品を発売した。バイオマスプラスチックとは、植物や動物などの生物全般から生ゴミまですべてを含む「生物由来の資源」を原料として、つくられるプラスチックのこと。環境に優しい資源を原料にすることで、地球温暖化の防止や化石資源への依存度低減に貢献するとして、注目されている。

パスティックは、1980年に発売されたぺんてるの全芯色えんぴつ。発色がよく、折れにくいだけでなく、色設計や顔料はぺんてるが長年培ってきた日本のクレヨン・パスの思想を引き継ぎ作られた色えんぴつとなる。新パッケージは、バイオマスプラスチックを使用。ケース部分はバイオマス度25%のプラスチックにて形成し、日本有機資源協会にて、認証番号も取得済みとなる。おどうぐばこやランドセルに入れてもかさばらないサイズで、見開きボックスタイプのケースは持ち運びにも便利だ。

バイオマスプラスチックを使用した「パスティック」は、2020年12月より発売中。