2021年01月19日 17:43

東京都美術館は、第10期「とびラー(アート・コミュニケータ)」を40名募集する。
今年10年目を迎える「とびらプロジェクト」は、美術館を拠点にアートを介してコミュニティを育むソーシャルデザインプロジェクト。広く一般から集まった「とびラー」と、学芸員や大学の教員、そして第一線で活躍中の専門家がともに美術館を拠点に、人と作品、人と人、人と場所をつなぐ活動を展開している。
東京都美術館では、社会と関わりあう新しい時代のミュージアムとして、一人一人の尊厳や文化的多様性を大切に「誰一人取り残さない」ことを理念とする「SDGs(持続可能な開発目標)」も視野に、アートを介して人と人が幸せ(ウェルビーイング)に生きるための仕組み作りに一緒に参加する人を募集する。
「とびラー」には、こどもたちとの作品鑑賞プログラム、障害のある人のための特別鑑賞会、たてものを活用した「建築ツアー」、外国にルーツを持つ人とのコミュニケーションプログラム、こどもたちのミュージアムデビューを応援するプロジェクト「Museum Start あいうえの」など、活動できるプログラムが無限にある。任期は1年ごとの登録で最長3年間。すでに200人を超える「とびラー」任期満了の人々は、現在、社会のさまざまな場所で「アート・コミュニケータ」として継続して活動している。また、全国の美術館、博物館など様々な文化施設においても、「アート・コミュニケータ」が活躍する場が広がってきている。
応募受付期間は、1月18日~2月16日(消印有効)。