2021年01月15日 18:56

主に業務用の炭の販売を行う福田商店は、炭火を使って「焼く」「煮る」「茹でる」「炊く」など、色々な調理が可能な調理器具「chibi chibi(チビチビ)」を開発し、2021年1月より販売を開始する。
小型炭火調理器具「chibi chibi」とは、木材とステンレスを使い、家庭や自家用としてアウトドアなどでも利用できる小型の炭台。台には火口が2箇所あり、一つは炭火による直火、もう一つは小鍋などによる茹でる、煮る、炊く、温めるなどの調理が可能になっている。また、火口2つを同時に使えるため、焼き鳥を焼きながら燗酒を作るなど、酒と肴を一緒に準備でき、「おうちごはん」や「家飲み」の楽しみをグッと広げることができる。
同社の売上の主体であった業務用木炭の販売は、新型コロナウイルス感染拡大による飲食店の休業・営業時間短縮などの政府要請の影響を多分に受け、大幅に減少した。これを機に、飲食店向け(業務用)木炭にこだわりすぎずに、新しい需要を生み出す事業の立ち上げを検討しはじめたという。長期的に木炭業界の未来を考えると、飲食店に留まらず、一般家庭においても炭・炭火の良さや活用法を広く知ってもらう必要がある。そのためにはまず、家庭でも気軽に使用できる環境=調理器具が必要だと思い、今回の商品開発に着手。
また、密を避けるコロナ禍でもひとり用のアイテムは一層需要が高まると考え、そういった層に訴求できる商品が作れないかターゲットを絞り、開発に取り組んだ。販売はこちら。