2021年01月15日 17:08

神戸新聞社、福島民報社、熊本日日新聞社は、1月17日、地方紙の持つ防災情報を全国に発信していく共同プロジェクトとして、被災した地元を長年取材してきた蓄積された防災記事でつくられたお土産袋「おみやげ防災」の配布を実施する。
1995年の阪神淡路大震災から26年、2011年の東日本大震災から10年、2016年の熊本地震から5年。長い年月が経った今でも、日本を襲った大規模な災害は人々の記憶に強く残っている。「おみやげ防災」は、各震災時に得られた防災知見を全国に発信するべく、被災地を一番近くで取材してきた地元新聞社が集めた防災知見が詰まった記事で構成されたおみやげ袋を配布し、全国に広げる企画。神戸では、阪神・淡路大震災が発生した1月17日より、三宮駅や神戸空港をはじめとした神戸を象徴する場所で配布する。さらに、福島では、東日本大震災が発生した3月11日に、熊本では、熊本地震が発生した4月14日にも各地方の象徴的な場所でも各地方の防災知見を集めたおみやげ袋の配布を行っていく予定だ。
同プロジェクトは昨年度起案し、実施を行う予定だったが新型コロナウイルス感染拡大に伴う、観光などの県外移動自粛の理由から、延期判断をしていた。しかし、感染拡大が続く今もなお、災害のリスクは常に隣り合わせであることから、少しずつだとしても、被災地の防災知見が広がることに意味はあると考え、配布を実施する運びとなった。
配布日は、1月17日~無くなり次第終了。配布場所は、JR三ノ宮駅、JR神戸駅、神戸空港、阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター、北淡震災記念公園。