2020年11月16日 10:09

凸版印刷は、富士箱根伊豆国立公園内の三宅島と、小笠原国立公園内の母島において、オンライン授業とフィールドワークを組み合わせた新たな学びのプログラムを実施する「子どもの学びの探究:宝島キッズラーニングプロジェクト」を11月15日より開始した。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、国内外旅行者が急激に減少しており、地域の観光地では誘客が難しくなっている。国内有数の観光地である国立・国定公園では、宿泊業をはじめとする観光事業者等へ甚大な影響が出ており、当面の地域の雇用の維持が喫緊の課題だ。このような中で凸版印刷は、全国の地方創生を支援し、東京都「令和2年度島しょ地域のブランド化支援業務」を受託するなど東京都島しょ地域とのつながりがあるため、東京都島しょ地域で本プロジェクトを開始する。
本プロジェクトは、凸版印刷が、SPACE、リリースと共同開発したラーニングプログラムを活用して実施。主に小学校5年生から中学校3年生の生徒を対象に、教科書や時空を超えて、自分の興味関心のあることを探究していく学びを体験することができる。これにより、新しい学びの探究を実験的に実施し、日本の自然資源に興味をもった子どもたちが実際に現地に訪れたくなるような「教育×観光」が循環する姿を目指す。
本プログラムはモデル事業としての実施のため、オンライン授業・フィールドワークのプログラム参加費は無料。交通費・宿泊費は実費となる。