2020年11月16日 09:39

ANTCICADA(アントシカダ)は、岐阜県郡上八幡の辰巳蒸留所と、世界で初めての、タガメを使用したクラフトジン「First Essence Tagame Gin」を共同開発、商品化した。

タイワンタガメは主に東南アジアに分布する水生昆虫の一種で、中国南部やタイなどで食用とされている。日本に生息しているタガメよりも強い香りを持ち、特に、繁殖期のオスのフェロモンは、洋梨や青りんごなどを思わせるフルーティーな芳香が特徴的だ。

ANTCICADAでは、タイワンタガメの生息地であり、輸入元でもあるタイを現地視察するなど、かねてから食材としてのタイワンタガメの可能性に着目し、積極的に商品開発を続けてきた。そして、ベースのお酒にジュニパーベリーをはじめとした様々なボタニカルを漬け込み、蒸留によって香りの良い部分を抽出する「ジン」は最適であると考えた。

今回、季節の花や果実などを使用し、魅力的なプロダクトを生み出し続ける辰巳蒸留所・辰巳祥平さんと出会い、ボタニカルの特徴を最大限に引き出す技術や探究心と、それらを支えるお酒への深い愛に、ANTCICADAの持つ食への想いが重なると感じ、本商品開発に至った。今回開発した「First Essence Tagame Gin」は、辰巳蒸留所が原酒として使用する粕取り焼酎の芳醇な香りと、タイワンタガメの持つフルーティな香り、ジュニパーベリーの爽やかな香りが絶妙にマッチした製品に仕上がった。

販売価格は6000円(税込)。

ANTCICADA(インスタグラム)