2020年09月10日 13:39

フジテックは、タッチレスでエレベータの操作ができる「非接触ボタン」を、東京都大田区の複合用途施設「三井不動産インダストリアルパーク羽田」に納入し、9月7日から稼働開始した。
「非接触ボタン」は、赤外線ビームを用いたセンサーに、利用者が手をかざすことでエレベータの呼び登録や行き先階登録を行う機能。センサーは手をかざすことで赤外線ビームの反射を検知し、反応する。ボタンを触らずにエレベータを操作できるので衛生的。また、従来のエレベータの操作性をそのままに、タッチレスに対応した機能で、老若男女問わず簡単に操作できることが特徴だ。同機能はフジテックが開発し、4月より新設向けエレベータ向け、8月より既設エレベータ向けに販売している。
「三井不動産インダストリアルパーク羽田」は、物流施設・オフィス・研修施設・産業支援施設などが入居する、三井不動産が運営している新産業拠点。フジテックは同施設内に人材育成施設と物流施設を設置している。同社が開発した「非接触ボタン」が導入されるのは、全国で初めてのこと。同施設の既設エレベータにリニューアル工事を行うことで、非接触ボタンの設置が実現した。同社は、今後も「非接触ボタン」をはじめとするクリーン機能の開発・販売を通じて、衛生的で心地よく利用できる快適なエレベータの普及に取り組む。