2020年07月30日 18:17

丸紅は、食品廃材を原料とし、何度でも生まれ変わることができる循環型食器「edish(エディッシュ)」の実証実験を開始。今後事業化を検証し、食器のアップサイクルで「食」を起点にした循環型社会の実現を目指す。

「edish」は、丸紅のビジネスプランコンテストから誕生した、環境に負荷をかけない循環型食器。「edish」のアップサイクルでは、これまでほとんど用途がなかった食物の皮や芯などの食品廃材を、独自の技術で食器に成型し、飲食店へと提供。使用後は、食器を回収し、工場にて粉砕・乾燥。その後、飼料や肥料などへ加工し、畜産事業者や肥料事業者に提供することを目指す。また、本取り組みでは、客が料理を食べ終わった後、自らの手で「edish」を「回収BOX」に入れてもらうことで、環境に配慮した循環型社会への参加意識も醸成していく。

今回の実証実験では、ゼットンの協力により、8月11日から10月31日(予定)までの期間、ユーザーの検証および循環サイクルの検証を実施する。飲食店や客からのフィードバックによる細かなサービス改善を重ねながら、事業化を検討していく、オープン型の実証実験となる。

第一弾は、小麦ブラン(小麦の皮)を原料として、つぶして回収するという特徴をもったボウル容器(『edish bowl』)と、平皿(『edish flat』)、および深皿(『edish deep』)の計3種類を製品化。回収後には、公園内での肥料として活用することを目指す。詳しくはこちら