2020年07月29日 14:58

セイバンは、これまで兵庫県たつの市とその周辺地域に分散されていた本社と3つの工場を集約し、ミュージアムと直営店を併設した社屋を8月1日にグランドオープンする。

ランドセルメーカーのセイバンは、これまで3つの工場ごとで分担していた裁断やパーツ加工、組み立て、修理などのすべての工程および、品質管理や企画設計などの機能を一つの場所へ集約することで、社員同士の連携を深めるとともに、物流にかかるエネルギーや時間のロスを削減し、さらなる業務効率化を図る。また、電気エネルギーの使用量を削減する設備や緑地を含む広場を設置し、周辺環境や地域との調和を目指す。新工場部分は、ユーザーや地域住民、社員などセイバンに関わるすべての人々を笑顔にする工場にしたいという想いを込めて「SEIBAN SMILE FACTORY」と命名し、7月21日より本格的に稼働を開始した。

8月1日には、新工場に併設するかたちで、ランドセルミュージアム「SEIBAN MUSEUM」と、直営店「FACTORY SHOP」をグランドオープン。ミュージアムには、ランドセルの歴史や昭和初期以降につくられた骨董ランドセルの展示、ランドセルの機能性を体感できる展示のほか、工場を見学できるエリアもある。直営店には、フォトジェニックなビッグランドセルのオブジェや、他の店舗にはない通学路をイメージした道路や坂道を設置した。ビッグランドセルの中に入って写真を撮ったり、通学のプレ体験をしたりしながら、ランドセル選びを楽しめる。

住所は、兵庫県たつの市龍野町片山字河原379-1。

SEIBAN MUSEUM