2020年07月28日 14:54

ビジョナリーホールディングスは、コンパクト検査機器によるリモート視力検査システムを眼鏡チェーン店として初導入し、完全リモートによる度付きメガネの提供サービスを7月27日から開始した。

同社グループではメガネスーパーをはじめとしたグループ店舗で勤務する接客、技術に優れたスタッフが、店頭にいながらユーザーのメガネ、コンタクトレンズ、補聴器に関する相談に電話やチャット及びビデオ会議といったコミュニケーションソフトウェアで対応する「お家でコンシェルジュ」を6月19日から開始しており、その一環としてZoomを使用した遠隔視力測定も実施している。しかしながら、そうした視力測定では裸眼視力(遠近)と矯正視力(遠近)のみしか対応できないことから、新しい度数を検出したメガネ作りを行うことはできなかった。またポータブル検査キットはセルフでの操作は難易度が高いことから、遠隔での視力測定で実用的に使用されることがなかったが、今回遠隔接客サービスを組み合わせて運用することで遠隔での精度の高い視力測定が実現した。

このリモート視力検査システムによるメガネの提供は、自宅をはじめとした指定の場所にレフ(他覚的屈折測定機)、レンズメーター(現在ご使用のメガネのレンズ度数を図る機材)、フォロプター(自覚的屈折検査機)と専用ソフトをインストールしたスマートフォンとプリンターをセットにして送付。ユーザー自身が検査専任コンシェルジュのサポートに従い視力を測定する。

価格は4000円(税抜)、機材往復送料、「お家でコンシェルジュ」スタッフによるサポート費含む。

メガネスーパー