2020年06月09日 13:25

エボレボは、農家同士で農機具を貸し借りできるシェアリングサイト「AGRICOM(アグリコム)」を、6月8日より提供開始した。
農業への新規参入は農機や施設費が非常に高額でハードルが高い。さらに農家の高年齢化(平均年齢約70歳)が進んで農家の数は1970年代の約40%にまで減少。日本の農業は持続可能な状況では無くなりつつあると言える。一方で、新規就農者は毎年約6万人おり、潜在需要まで含めると10万人以上いると推測される。このような背景から新規農家は道具を所有しなくても農業が始められる世の中を創ることにより、農業を始める人もさらに増えて日本の農業を持続可能にできるとエボレボは考えた。そして農家同士で農機具を貸し借りができるシェアリングプラットフォーム「AGRICOM」を開発リリースする運びとなった。
「AGRICOM」により、スマホ、パソコンから必要な農機具を簡単に探すことができるようになる。農機具の貸し出し期間中については、全ての農機具に保険を付帯し安心して貸し借りが可能。保険については農家が抱える課題解決・新規就農者増加を目指す同社の主旨に賛同した三井住友海上火災保険に商品設計、保険引き受けをしてもらった。農機具を借りた人は、購入よりも必要な日数だけシェアしてもらうことでコスト削減が可能。貸した人は、自分が使っていない期間農機具を貸すことで収入になる。