2020年06月09日 13:25

バカンは、6月8日、お店のリアルタイムの空き・混雑がマップ上でわかるWebサービス「VACAN」の関東エリアでの一般公開を開始した。

「VACAN」では、現在地近くのお店がリアルタイム空き情報とともにマップ上に表示される。「空き」「混雑」などと書かれたピンをタップすると、お店の詳細情報が表示され、直前予約も可能(予約機能は7月リリース予定)。空き情報は、お店に設置されたボタン型デバイスを店員が操作したり、カメラで取得した店内状況のデータから自動判定したりなど、店舗に合わせた方法で発信をしている。「VACAN」利用者は、お店の空き具合を事前に確認することで、並んだり人との間隔を気にしたりすることなく、安心して来店することが可能になる。

「VACAN」は5月28日に九州エリアでプレ公開されており、今回が正式な公開となる。関東、九州エリアに続き、今後関西エリア、北海道エリアと、全国での公開を予定。6月8日現在、掲載店舗は約130件。今後3カ月で、500件以上を目指すほか、飲食店以外の掲載も予定している。

同社は、IoTとAIの力で、飲食店や商業施設などあらゆる場所の空き情報を活用したサービスを提供している。今回の「VACAN」以前にも、マップ上に混み具合を表示するサービスは存在していたが、データの反映まで数十分のラグがあったり、過去のデータからの推計で表示したりするなど、「いま」の状況を確認することには難しさがあった。「VACAN」では、独自で開発したIoTデバイスを各店舗に直接設置するなどして、それらの困難を解消している。

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