2020年05月12日 18:32

おくりびとアカデミーが運営する専門学校「おくりびとアカデミー」は、緊急事態宣言の延長を受け、同校が運営している授業の一部をビデオ通話で開始することを決定し、5月21日にオンライン上で入学式を開催する。
「おくりびとアカデミー」は、「死=人生の終焉」をサポートできる人材を育成する専門学校。葬祭・医療・看護・介護のスペシャリストを講師として迎え、半年間のプログラムの中で、宗教学、介護、医療、遺体衛生保全、死化粧などあらゆる角度から人間の死というものを見つめ直し、人生の最後の瞬間を暖かく見送るための知識と技術を習得する場だ。
新型コロナウィルスの拡大を防ぐため、3密(密閉、密集、密接)を避けるよう呼びかけられている中、多くの学校が休校となり授業スケジュールを見直している状況となっている。同校でも、お着せ替え、死化粧等で身体に触れる授業を実施しているため、授業スケジュールの大幅な後ろ倒しを検討していた。しかし、遠方から引っ越してきた人や、仕事の休みを長期でとって学びにきている人から「授業スケジュールを遅らせることなく、早く学びたい」という声が多く寄せられたため、今回同校として始めてオンライン授業を実施することにした。座学はオンラインで行い、お着せ替えや死化粧等の実技の授業はマネキンを各生徒の自宅に送り、遠隔で実技の授業を行う事も視野に入れて準備を進めている。