2020年04月27日 08:12

日本花き振興協議会は、全国の緊急事態宣言を受け、花き業界最大のイベントである「母の日」を、新型コロナウィルス感染予防を考慮し、5月10日(通常母の日は5月第2日曜日)の1日から、5月の1カ月間に延長し、5月1日~31日までを「母の月」とすることを提案する。

現状、生花店は安全に配慮しながら営業している生花店と、商業施設の休業などにともない休業中の生花店がある。5月6日以降、営業継続・営業再開をする生花店において、「母の日」にどのような顧客対応をするべきか、花き業界全体の課題と捉え、協議をしてきた。

例年、「母の日」前の数日間および当日は、生花店の店頭も利用者で混み合い、遠方に住む母親に贈るため宅配便での受注も多いため、配送業者も多忙を極める状況になる。そこで今年は、生花店の店頭が、「三密」の環境になってしまうことを避け、顧客の安全、生花店で働くスタッフの安全というソーシャルディスタンスの問題、そして配送業者にフラワーギフトが集中し混乱を招く事態を考慮し、「母の日」を1日だけでなく、1カ月間に分散する「母の月」とすることへの理解を、人々へ求めていくこととした。

日本花き振興協議会に所属する「Aoyama Flower Market(青山フラワーマーケット)」(運営:パーク・コーポレーション)の今年の母の日のコンセプトは「世界で一番、輝く母へ」。いつも家族のために頑張っているお母さんにスポットライトを当てて、光り輝いている様子を表現している。

花の国日本協議会公式サイト / 青山フラワーマーケット