2020年04月10日 13:40

フジテックは、4月1日から発売を開始した標準型マシンルームレス・エレベータ「エクシオール」に、エレベータをクリーンに利用するための機能をラインアップした。

標準型マシンルームレス・エレベータ「エクシオール」はフジテックの主力機種。今回フルモデルチェンジを行い、「エレベータ専用クーラー」や「定格速度分速120m」、「8.4インチ大型液晶モニター」をはじめ機能・性能・デザインを充実して、4月1日から発売を開始した。

クリーン機能の一つ、タッチレスでエレベータを操作できる「非接触呼び登録」(有償付加仕様)は、赤外線ビーム式のセンサーを用いた操作盤に手をかざすなどして物体を検出すると、エレベータの呼び登録や行き先階登録ができる。ボタンに触らずエレベータを操作できるため衛生的だ。「手垢対策」(有償付加仕様)では、指紋の跡が付きにくい特殊コーティングを人が触れやすい操作盤周りのステンレス部分に施す。「抗菌ボタン」(基本仕様)は、エレベータの乗場、かご内に設置されたボタンは素材に抗菌性樹脂を練り込み、細菌の増殖を抑制する「抗菌ボタン」を採用した。プラズマクラスターイオン発生装置「イオンフル」(基本仕様)は、浮遊カビ菌やタバコの付着臭を分解・除去するシャープの「プラズマクラスター技術」を活用し、エレベータのかご内に、プラズマクラスターイオンを放出する。

また、かご内の混雑状況を乗場で事前に把握できる「混雑度表示」を新機能として搭載し、ソーシャルディスタンス(他者との距離を確保すること)に配慮した利用を可能にする。

フジテック