
AtCoderは、同社が運営するコンテストサイト「AtCoder」の日本人登録者数が10万人を突破した。
AtCoderは、約18万3000人(うち日本人10万2073人)が参加登録し、毎週開催される定期コンテストには約9700人が挑戦する、日本最大の競技プログラミングコンテストサイト「AtCoder」を運営している。その他にも、高度IT人材採用・育成事業として、コンテスト参加者の成績を8段階にランク付けした「AtCoderランク」を利用する転職・求職支援サービス「AtCoderJobs」や、IT人材のプログラミングスキルを可視化できる検定「アルゴリズム実技検定・PAST」のサービスを展開している。
2016年7月のリニューアル以降、堅調に登録者数が伸びていたが、2018年12月以降に参加者数が急増し、日本人登録者数は2019年3月から1年で約2倍の10万人を突破した。海外からの登録者数も、1年で1.5倍に増加し、全登録者数の40%を超える勢いで増加を続けている。また毎週開催しているプログラミングコンテストの参加者も伸びており、3月28日に開催したABC(AtCoder Beginner Contest)では、1問以上コードを提出したコンテスト参加者は、日本人が6398人、外国人が3349人と、全世界から1万人近いユーザーが参加した。
AtCoderは創業以来8年間で通算600回以上コンテストを開催し、出題した問題は3000問を超えている。この過去問は、AtCoderユーザー有志が作成したコンテンツを通じて、コンテストの練習やプログラミング学習に利用されている。