2020年03月31日 12:57

凸版印刷は、同社の音声翻訳サービス「VoiceBiz(ボイスビズ)」が3月1日より、松屋フーズが運営する都内の「松屋」20店舗に採用された。

凸版印刷は、急増する訪日外国人や外国人就労者などとの多言語コミュニケーションを支援するソリューションとして、音声翻訳サービス「VoiceBiz」を、2018年6月より提供している。スマートフォンやタブレットにインストールしたアプリを利用し、音声11言語、テキスト30言語の翻訳が可能だ。翻訳エンジンには情報通信研究機構(NICT)が開発を進めている、深層学習を用いたニューラル機械翻訳(NMT)技術を採用。翻訳結果をSNS/メール等にマルチ展開できる「コピー機能」や、フレーズを登録できる「お気に入り機能」などで、ユーザビリティを高めている。また、あらかじめ翻訳した観光名所/商品名/施設名などの固有名詞や、利用頻度の高い定型文は、翻訳サーバに登録することで、より使いやすいサービスにカスタマイズすることが可能となる。

松屋フーズでは、外国人従業員とのコミュニケーション施策や、増加している外国人客へのサービス品質向上の取り組みを推進しており、その一環として2019年10月より「VoiceBiz」のトライアルを実施。「VoiceBiz」は、端末にインストールするだけで使用できるアプリ型のサービスであるため導入が容易なこと、さらに翻訳性能の高さや、操作方法の分かりやすさも評価された。今回は、外国人従業員、外国人客の多い都内の「松屋」20店舗で導入されている。

標準価格は、初期費用10万円、1カ月5000円/台。

凸版印刷