2020年03月10日 17:48

Yext(イエクスト)では、東日本大震災発生から10年目を向かえる明日3月11日を前に、原発事故の風評被害を受けている福島の食の安全性を世界に発信する動画を公開した。

「福島の食の安全性」を世界に発信するこの動画の契機は、Yext, Inc. 創業者 兼 最高経営責任者(CEO)のハワード・ラーマンが体験したニューヨークの日本食レストランでの出来事だった。一人の同席者が福島の日本酒を頼もうとすると、他の同席者が「その日本酒は安全ではないのでは?」と話したという。ラーマンは日本での事業を通じて、食の安全性に取り組む福島の「正しい」現状を認識していたため「それは間違った情報」と認識できたが、インターネット上に溢れる情報が消費者に誤解を与えていることを再認識。

ラーマンは「福島の食の安全性」を世界に発信するために今年1月に福島を訪れ、いわき市の無農薬・無化学肥料の自然農法を実践する「ファーム白石」で農作業や、郡山市の蔵元「仁井田本家」で日本酒の仕込みなどを体験した。また、いわき市のフランス料理店「HAGI」で福島の食材を用いた素晴らしい食事を楽しんだ。

今回の動画では、これらの体験の様子をまとめながら、「インターネット上の情報は必ずしも正確ではないが、真実は時間とともに明らかになる。間違った情報を修正することで世界中の人たちが、福島の食べものは安全であるという真実を知ることができる」とメッセージを発信している。日本語バージョンの動画はこちら