2020年03月05日 18:46

dragonfruitは、バーチャル理科実験プラットフォーム「Labster」を国内では初めて、クラーク記念国際高等学校へ導入した。

「Labster」とは、教育スタートアップ大国デンマークの企業Labster社が開発したVRを活用したバーチャル理科実験プラットフォーム。生徒は、普段の対面授業では体験できない最新の研究設備を使った細胞生物学や分子生物学などの理科実験を、VRを使って体験することができる。

クラーク記念国際高等学校では時代の変化に合わせた教育をいち早く取り入れ、これまでも国際目標のSDGsを取り入れたキャリア教育や、タブレットを活用したICT教育を推進してきた。Labsterの実践的な教育モデルは、自分で学び理解する力を育てる「STEAM教育」や、仮想空間と現実空間が融合し経済発展する社会「Society5.0」を見据えた新しい学びであるとともに、これまでプログラミング教育など情報系の分野で進んでいたICT教育に対し、生物・物理系の分野を補完するものとして期待されている。

また、キャンパスの多くは通信制高校では珍しく独立校舎を設置していながらも、実験室など専門的な設備を揃えていない。これまでは、高大連携など外部施設での実習でこの問題を解決してきたが、仮想空間での学習を組み合わせることにより、今後は、時間的な制約やコスト面・安全面の問題で実現できなかった実験にも取り組むことができるようになる。