2020年02月04日 18:16

楽天メディカル社と楽天は、全国がん患者団体連合会と3者共同で、「楽天トラベル」を活用したがん患者が安心して旅行を楽しむための支援プロジェクト「旅行から、がん克服」を、2月4日から開始した。
現在がんは国民病とも呼ばれ、がんと共に生きるうえで、多くの社会的課題が存在している。この状況を踏まえ、2019年から楽天メディカル社と全がん連は、がん患者がより良い生活を送れる社会の実現を目指す「がん克服宣言」を表明した。
本取り組みの一環として、全がん連が加盟団体を通じて、がん患者を対象に「旅行」に関する意識調査したところ、がんを患っていることで「旅行をあきらめた」、もしくは「行き先を変えたことがある」と回答した人が、全体の過半数(52%)いることがわかった。同調査で明らかになったがん患者特有の旅行へのニーズに応えるために、3者は共同で、がんの治療中または治療後も安心して旅行を楽しんでもらうことを目的とした、本プロジェクトを立ち上げた。
本プロジェクトでは、がん患者の体験談や旅行をしたいと望むがん患者の多くが抱える課題やニーズに応えるための情報を収集し、「楽天トラベル」を通じて情報を発信。また、全がん連は各加盟患者団体に本プロジェクトのサイトや情報を積極的に紹介し、がん患者に向けて認知向上を図る。さらに、楽天メディカル社と全がん連は、今後は本プロジェクトに賛同する宿泊施設を募集し、がん患者の受け入れに役立つ研修や、ニーズに応えられるサービスの提案を行っていくことも検討している。