2019年07月26日 16:48

長野県小谷村とKCCSモバイルエンジニアリング、東京電機大学(TDU)は、地域の課題解決にIoTを活用するプロジェクト、「おたりスマートソンプロジェクト」を発足した。

「おたりスマートソンプロジェクト」は、小谷村の地域課題をIoT技術を使って解決するプロジェクト。今回は、水田の水位監視を省力化する為の安価なIoTシステムを開発し、高齢化や人手不足の進む農家の負担軽減を目指す。2019年7月12日から、村内で約10台の実験を開始している。

従来の水田における水田水位監視システムは、費用対効果が課題となっていた。本プロジェクトにおける水田水位監視システム「CMS for Paddy」を用いた実証実験では、農家の負担を減らすことが出来るのかという観点と共に、単機能な廉価版製作の可否がポイントとなる。小規模農家でも簡単に導入する事が出来、水位監視の省力化を図る事で将来的な耕作放棄地の減少を最終目的としている。