2018年09月10日 15:12

インバスケット研究所は、今回新たに女性リーダーを育成するためのインバスケット問題集を初めて開発した。
「インバスケット」とは、1950年代にアメリカ空軍で導入されたトレーニングツール。言葉の意味自体は、「未処理箱」を指す。制限された時間内に主人公の立場(上長)になりきり、その「未処理箱」の中身(どの職場でも起こりうるような案件)を、的確に、かつ迅速に、精度高く処理を行うことができるのかを測るシミュレーションゲームだ。
女性活躍推進法が国会で成立し、はやくも3年が経過したが、「リーダーとして活躍したいか」という問いに対して、女性の回答は「なりたい」と「なりたくない」がほぼ同数で、積極的に昇進を望んではいない。そこには、長時間労働を余儀なくされるのではなど「漠然とした不安」があるからだ。そこでインバスケットでは、限られた時間の中で成果を出すという考え方の下、「リーダーになっても大丈夫」という自信を身につけてもらえるように今回の教材を開発した。