2018年05月30日 14:20

アンテリオは、全国一般用医薬品(OTC)販売動向調査のデータを基に、「2018年4月度一般用医薬品 薬効別ランキング」を発表した。
それによると、4月のOTC関連薬市場は前年同月比105.6%と大きく伸長し、過去4年間の4月の販売金額としては最高値となった。気温が非常に高く、晴天にも恵まれたことが、好調な購買行動につながったと推測される。
また花粉症シーズン(1~4月)の花粉症関連薬の売上は、2月最終週から売上急増し、3月には過去10年で最高となり、4月に前半まで好調に推移。関連薬市場は389億円、前年同期比129%と活況で、特に鼻炎内服薬やアレルギー用目薬などは記録的な販売金額となった。
なかでも医療用成分を配合した(スイッチOTC)鼻炎治療薬が非常に好調で、比16.5億円のプラスに。眠くなりにくい効能をうたったもので前年同期比140%を売り上げたブランドもあった。一方、ミニドリンク剤は主なブランドでの販売不振が見られ、マイナス1.7億円となった。