2018年04月26日 14:00

奄美イノベーションは、4月26日に新潟県佐渡市松ヶ崎に佐渡の伝統的構法で建てられた民家を改修した宿泊施設、伝泊・佐渡「梅の木のある小さな宿 市十郎」をオープンする。

同施設は、佐渡島の松ヶ崎地区にある、佐渡の伝統的な構法で建てられた築70年以上を経た空き家を借り受け、改修したもの。室内に入ると天井の高い御前(オマエ)と呼ばれる空間が広がっており、天井や壁は黒い煤でおおわれ、人々が長い冬を囲炉裏端で過ごしたことがうかがえる。

水まわりは快適に過ごせるように改修。キッチンには調理器具、食器一式をそろえており、家族や友達同士で、料理や食事を楽しめる。離れの風呂場には、集落に残っていた味噌樽を利用した「たらい湯」を設置するなど、趣のある部分は残し、必要な部分だけに修繕をほどこした。集落に暮らす女性コンシェルジュが宿泊客を迎え、滞在中には地域の伝統文化や習慣についてなど、地元ならではの情報を伝える。