2018年02月28日 13:33

誠文堂新光社は、3月8日(木)に、「しかけに感動する『京都名庭園』」を刊行する。本書では、京都の庭園デザイナー・烏賀陽さんによる、まったく新しい、京都庭園の楽しみ方を紹介する。

1200年の歴史がある京都には、この町でしか見ることのできない景色がたくさん残っており、そのひとつである日本庭園には様々な見どころがある。本書によると、日本庭園には、さまざまな「しかけ」が隠されており、それを読み解き、理解していくと、今まで気が付かなかった美しい景色が見えてくるという。

また庭を作った作り手の意図を知ると、庭はますます面白くなる。権力者が己の力を誇示するためにわざわざ名石を庭に運ばせたり、自分の庭に川を流すために琵琶湖疏水を引き込んだりといったエピソードを知ると、庭がとても身近に感じられる。庭園のことがより深く、楽しくわかる一冊。定価1,600円(税抜)。