2017年11月29日 14:30

旭屋書店では、津原泰水さんの「歌うエスカルゴ」文庫化を記念し、著者インタビューを実施した。津原さんは、1989年、少女小説作家としてデビュー。1997年、現名義で「妖都」を発表以降、幅広いジャンルで執筆を続けている。

文庫化された「歌うエスカルゴ」は、これまでSFやホラージャンルが多かった津原さんが本気で挑んだ、エンターテインメント料理小説。会社から突然リストラされた主人公・柳楽尚登が、ひょんなことから吉祥寺の家族経営の立ち飲み屋に料理人として斡旋され、変わり者の若手写真家、雨野秋彦と出会う青春コメディ。人間ドラマが楽しめるのはもちろんのこと、思わずお腹が空いてしまう見事な料理描写も堪能できる。

津原さんによると、作品料理を描写する際のコツは「自分で作ってみること」だそう。本編のインタビュー動画では、質問やトークが盛り沢山、そして普段は見ることのできない作家さんの表情も楽しめる。視聴はこちら