2017年10月30日 13:48

人工衛星画像を用いたAI技術の研究開発に取り組んでいるパスコは、変化状況を自動抽出する技術を確立。その成果として「都市変化解析マップ」と「駐車車両数推計マップ」の提供を開始する。

「都市変化解析マップ」では、合成開口レーダー衛星画像にAI技術を適用することにより土地被覆分類マップを自動生成。異なる二時期の土地被覆分類マップの比較から、都市の変化状況を抽出し、土地被覆変化マップを生成する。抽出する土地被覆分類は、「人工物」「裸地」「水域」「草地」「森林/樹木」に大別され、それぞれの状況を地図表現するほか、面積の推定や複数時期の変化過程から都市化や森林減少の速度も推計できる。

「駐車車両推計マップ」は、高分解能光学衛星画像(50cm分解能)で撮影した駐車場の撮影画像にAI技術を適用することにより、駐車車両の台数を推計。画像から駐車車両の台数を直接推計する手法を開発することで、正確な台数を数えることを可能とした。詳しくはこちら