2017年08月08日 06:03

ギャルリーためながでは、「トム・クリストファー展」を9月13日~10月15日まで開催する。
東京では7年ぶりとなる個展開催の本展では、クリストファーの持ち味である鮮烈な色彩のカラー作品に加え、優れたデッサン力の際立つモノクロ作品に注力し、カラーとモノクロの対比が互いの作品に共鳴し合うことでこれまでとは違う魅力の世界を披露する。
1952年カリフォルニア州ハリウッドに生まれたクリストファーは、1980年代初頭よりニューヨークに居を移し、世界で最もエキサイティングな大都市を舞台に、活気の満ち溢れる街並みや行き交う個性豊かな人々を躍動感溢れるタッチと鮮烈な色彩で描き出してきた。写実性をベースにしながらも、少し不自然な色彩、定まらない視点、わずかなデフォルメを画家は好んで加え、この都市が抱える不安定な緊張感を表現すると同時に、夢を追い求め、活気に満ちたニューヨークの真の魅力を映し出している。
会期は9月13日~10月15日。新作含む30余展を展覧する。