2025年10月27日 12:11

日本跡取り娘共育協会は、家業を継ぐ女性経営者、後継者を讃える日本初の「あとむすアワード」エントリーを10月27日より開始する。

日本企業の99.7%を占める中小企業では、後継者不足が深刻化している。一方で、帝国データバンクの調査によると女性経営者の比率はわずか8%にとどまり、「娘には継がせない」という慣習や、育児・介護との両立、ロールモデルの不在など、家業を継ぐ女性たちは数々の壁に直面している。

日本跡取り娘共育協会は、2019年の設立以来、製造業・建設業・農業など男性比率の高い業界を中心に、全国130名の女性後継者ネットワークを形成。経営講座やメンタリング支援、自治体・金融機関との共同プログラムを通じて、地域経済と企業の持続可能な成長を支えてきた。

「あとむすアワード」は、売上などの数値では測れない「愛の経営」、社員・家族・地域を思いやりながら、組織と社会を持続可能なかたちで育てる女性たちに光を当てる。家業を継ぐ女性経営者・後継者に特化した日本初のアワードとして、ジェンダー平等と地域再生をつなぐ、新しい承継モデルを社会に提示する。また本アワードでは、共感による社会参画型の仕組みづくりとして、クラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」を活用した支援プロジェクトも今後実施予定。

応募期間は12月28日まで。

公式サイト